「副業で20万円を超えてしまった。確定申告しないといけないのはわかってるけど、何を使えばいいのか全然わからない」
工場員で副業を始めたとき、私もまったく同じ状況でした。夜勤明けでスマホを触りながら「freee?マネーフォワード?結局どっちがいいんだ?」と検索しまくった記憶があります。
この記事では、副業収入のある工場員がfreeeとマネーフォワードを実際に両方使ってみてわかった違いを、正直に書きます。
結論から言うと、初めて確定申告する工場員にはfreeeが向いていて、すでに家計管理アプリを使っている人にはマネーフォワードが向いています。その理由を詳しく解説します。
副業工場員が確定申告ツールを使うべき理由は?
副業収入が年間20万円を超えると、確定申告が義務になります。申告を怠ると、後から税務署に指摘されて延滞税・無申告加算税を払うことになります。
工場の給料は会社が年末調整してくれますが、副業分はカバーされません。メルカリ・クラウドワークス・YouTubeの収益など、副業の種類を問わず合算して申告が必要です。
ただし確定申告は、正しくやれば節税にもなります。青色申告なら最大65万円の特別控除が受けられるため、実際に払う税金が大幅に減ります。ツールを使えばこの複雑な作業が、スマホだけで完結します。
freeeとマネーフォワードの基本スペック比較
まず両者の基本情報を整理します。
| 項目 | freee会計 | マネーフォワード クラウド |
|---|---|---|
| 無料プラン | あり(30日間無料) | あり(1年間無料) |
| 月額料金(個人) | 1,980円〜 | 1,280円〜 |
| 操作のわかりやすさ | ◎ 初心者向け | ○ やや会計知識が必要 |
| 青色申告対応 | ◎ 完全対応 | ◎ 完全対応 |
| スマホ操作 | ◎ スマホ完結可 | ○ 一部PC推奨 |
| 家計管理との連携 | △ 別アプリ | ◎ MFマネー連携 |
| チャットサポート | ◎ 充実 | ○ あり |
freeeの特徴:「会計知識ゼロ」でも使える設計
freeeの最大の強みは、会計用語を使わずに申告を完結できる点です。「売上があった」「仕事道具を買った」という日常言語で入力でき、ソフトが自動で仕訳してくれます。
レシートをスマホで撮影するだけで経費登録ができ、銀行口座やクレジットカードと連携すれば取引が自動で取り込まれます。確定申告書の作成も、質問に答えるだけで完成します。初めて確定申告する人が「とりあえずこれだけ使えばいい」と言えるシンプルさが特徴です。
マネーフォワードの特徴:「家計も仕事もまとめて管理」したい人向け
マネーフォワードは「マネーフォワード ME」という家計管理アプリを使っている人にとって最強のツールです。すでに連携してある口座・カード情報を確定申告にもそのまま流用できるため、二度手間がなくなります。
料金もfreeeより月700円安く、年間で換算すると8,400円の差になります。副業収入が安定してきた段階でコストを下げたい場合に有力な選択肢です。
副業工場員の確定申告にはどちらを選べばいいか?
ずばり、次の基準で選んでください。
freeeを選ぶべき人:
- 確定申告が今年初めて
- 簿記・会計の知識がまったくない
- スマホだけで全部完結させたい
- サポートが手厚いほうが安心
マネーフォワードを選ぶべき人:
- マネーフォワード MEで家計管理をすでにしている
- 副業収入が毎月ある程度安定していて、コストを抑えたい
- 2年目以降で操作に慣れてきた
正直に言うと、「どちらでもいい」という状況なら、初年度はfreeeをおすすめします。確定申告のハードルを下げることが最優先で、操作に詰まって時間を無駄にするくらいなら、多少コストがかかっても簡単なほうが実利があります。
実際に使ってみてわかった3つの違い
1. 領収書・レシートの登録しやすさ
副業の経費(交通費・道具・通信費など)は、領収書を残しておいてまとめて登録する必要があります。freeeはスマホカメラで撮影するだけで自動読み取りしてくれます。マネーフォワードも同様の機能がありますが、OCR精度はfreeeのほうがやや高いと感じました。
工場勤務だとレシートをポケットに入れたままくしゃくしゃになることもよくある話。撮影品質が多少悪くても読み取ってくれるfreeeの精度は実用的です。
2. 青色申告の「65万円控除」への対応
副業で毎年継続して収入がある場合、青色申告を選ぶと最大65万円の特別控除が受けられます。所得税率20%なら13万円の節税効果です。
freeeもマネーフォワードも青色申告に完全対応していますが、freeeは「複式簿記で入力しているか?」を自動でチェックして教えてくれます。簿記を知らなくても65万円控除の条件を満たせるようにサポートしてくれる点が助かります。
3. e-Tax(電子申告)の手続きのしやすさ
確定申告はe-Taxで電子申告するのが最もラクです。マイナンバーカードとスマホがあれば、税務署に行かず自宅から申告できます。
freeeはe-Tax連携の手順がアプリ内で完結するため、初めてでも迷いません。マネーフォワードも対応していますが、freeeのほうが案内の丁寧さという点では一歩上を行きます。
料金プランの詳細比較
2026年時点の主要プランを整理します(税抜)。
freeeの料金プラン(個人向け)
- スターター:月1,980円(確定申告書作成まで対応・年間契約で月1,650円)
- スタンダード:月2,980円(請求書・見積書機能追加)
- プレミアム:月4,980円(電話サポート・税務調査サポート付き)
初めての確定申告なら「スターター」で十分です。
マネーフォワードの料金プラン(個人向け)
- パーソナルミニ:月1,280円(確定申告書作成・基本機能)
- パーソナル:月1,680円(請求書作成・経費管理追加)
- パーソナルプラス:月2,980円(全機能・優先サポート)
副業だけの確定申告なら「パーソナルミニ」で十分です。
よくある疑問Q&A
Q. 副業収入が20万以下でも使うべき?
収入が20万円以下なら所得税の確定申告は不要です。ただし住民税の申告は必要なため、念のため経費の記録だけは残しておくと安心です。翌年に20万超えそうなら、今から使い始めておくのが得策です。
Q. 無料プランだけで確定申告できる?
freeeの無料トライアル(30日)は申告書の作成まで対応していますが、e-Tax送信や一部機能は有料プランが必要です。確定申告の直前1ヶ月だけ有料プランに加入して申告後に解約するという使い方もできます。
Q. 会社にバレないか不安
副業を会社に内緒にしている場合、住民税の支払い方法を「普通徴収(自分で払う)」に設定すれば会社の給与から天引きされません。確定申告書の提出時に設定できます。freeeもマネーフォワードも申告書作成の中でこの設定ができます。
Q. 途中でfreeeからマネーフォワードに乗り換えできる?
可能ですが、過去のデータ移行はやや手間がかかります。最初の選択をある程度慎重にしておくと、乗り換えの手間が省けます。
まとめ:副業工場員の確定申告ツール選びの正解
freeeとマネーフォワードは、どちらも副業の確定申告に十分使えるツールです。選び方は以下のとおりです。
- 初めての確定申告・スマホ派・サポート重視 → freee
- 家計管理アプリ連携・コスト重視・2年目以降 → マネーフォワード
副業収入が増えると確定申告は避けられません。ただし正しく申告して青色申告を活用すれば、払う税金を大幅に減らせます。工場の給料が上がらなくても、節税だけで手取りを増やすことができるのです。
まだ使っていない方は、まず無料期間中に試してみることをおすすめします。


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