工場勤務から未経験ITへ転職した話|27歳が動き出すまでのリアルな記録
これは工場ライン作業員だった僕が27歳でIT企業に転職するまでの、リアルな記録です。「工場からITなんて無理」と思っていた僕が、どうやって転職を実現したのかを正直に書きます。同じような状況の人の参考になれば嬉しいです。
転職を考え始めたきっかけ
25歳の頃から漠然と「このままでいいのか」と思い始めました。工場の仕事は安定していたし、職場の人間関係も悪くなかった。でも「10年後、20年後もここにいるのか」と想像すると、何とも言えない不安感がありました。
特に感じていたのは「スキルが身につかない感覚」でした。毎日同じことの繰り返し。工場以外では通用しない人間になっていくような気がしていました。
ITに興味を持ったきっかけ
YouTubeで「未経験からエンジニア転職」系の動画を見たのが最初でした。最初は「自分には無理」と思っていましたが、動画の中で「工場勤務からITに転職した」という人の話を聞いて、少し気持ちが変わりました。
調べていくうちに、インフラエンジニアなら工場の設備管理経験が活かせると知りました。プログラミングより「機械・設備の監視・管理」に近い仕事だと分かり、これなら自分でも行けるかもと思い始めました。
準備期間(26〜27歳):実際にやったこと
ITパスポートの取得(26歳)
まずIT系の基礎知識を証明するためにITパスポートの勉強を始めました。仕事終わりに1日1〜2時間、2ヶ月間勉強して合格。「俺でもIT資格取れるじゃん」という自信につながりました。
Linuxの基礎学習(27歳)
インフラエンジニアにはLinuxの知識が必要と分かり、UdemyのLinux講座を購入。朝5時に起きて通勤前に1時間勉強する習慣をつけました。3ヶ月でコマンド操作の基礎を身につけました。
転職エージェントへの登録(27歳・学習開始から5ヶ月後)
ある程度勉強してから転職エージェントに登録しました。最初はIT特化型のエージェントに相談。「工場経験+ITパスポート+Linuxの基礎があれば未経験OKのSES企業に応募できる」と言われ、具体的な転職活動を開始しました。
転職活動の実際
- 応募企業数:15社(全てSES企業・インフラエンジニア職)
- 書類通過:8社
- 面接実施:6社
- 最終面接:3社
- 内定獲得:2社
- 活動期間:約2ヶ月
面接では「なぜ工場からIT?」という質問が必ず来ました。「工場の設備管理とサーバー管理は本質的に似ている。機械を監視してトラブルに対処するという点が共通している」と答えると、面接官の表情が変わりました。工場経験を「ITに近い」と説明できるかが大事でした。
転職後の現実
27歳でSES企業のインフラエンジニアとして入社しました。
- 最初の年収:工場時代より40万円ダウン(280万円)
- 1年後:AWS資格取得後に昇給(330万円)
- 2年後:別プロジェクトへ異動で350万円、副業収入+50万円
- 3年後:大手SI子会社に転職で470万円
最初の年収ダウンは覚悟していましたが、3年で逆転できました。
工場からIT転職を考えている人へ
正直に言います。簡単ではありませんでした。でも「不可能」でもありませんでした。大事なのは①少しでもいいから勉強を始めること、②エージェントに早めに相談すること、③最初の年収ダウンを許容できる準備をすること。この3点さえクリアできれば、工場からIT転職は現実です。
まとめ
工場勤務から未経験ITへの転職は、準備さえすれば27歳でも実現できます。インフラエンジニアは工場経験者に特に向いており、ITパスポート+Linux基礎があれば転職活動を始められます。まずIT特化のエージェントに相談してみましょう。
工場からIT転職を考えている人へのアドバイス
工場からITへの転職を考えている人に向けて、実際に転職した立場から重要なアドバイスをまとめます。
IT転職で最も多く失敗するのは「プログラミングを学び始めたが途中で挫折する」パターンです。プログラミングは確かに需要が高いですが、独学で実務レベルに達するまでには1〜2年かかります。インフラエンジニア(サーバー・ネットワーク管理)はプログラミングより工場の機械管理に発想が近く、3〜6ヶ月の学習で転職できることが多いため、工場勤務者には特に向いています。勉強を続ける習慣づくりも重要です。工場で夜勤がある人は、学習時間の確保が難しいと感じるかもしれません。しかし「毎日1時間必ず学習する」という習慣を作れた人が最終的に転職を実現しています。スタディータイマーアプリを使って学習時間を記録することで、積み上げの実感が得られモチベーションが続きます。転職エージェントへの登録タイミングについては、ある程度の学習が進んだ段階(ITパスポート取得後・Linux基礎習得後など)での登録がお勧めです。「まだ何も知らない」段階での登録より、少し知識がある段階で登録した方が、担当者から現実的な求人を紹介してもらいやすくなります。
IT転職後のリアルについても伝えておきます。最初の1〜2年は「分からないことだらけ」で辛い時期があります。しかし工場の夜勤・体力仕事と比べると、体への負担が圧倒的に少なく、将来性も感じられます。毎日新しいことを学べる刺激と、スキルが積み上がっていく感覚が工場とは全く違うやりがいをもたらします。最初の辛い時期を乗り越えた先に、大きな変化があります。
よくある質問
Q. 工場勤務から転職するのは難しいですか?
工場勤務からの転職は、適切な準備と戦略があれば決して難しくありません。製造業での就業経験は、正確さ・体力・チームワーク・安全管理など、他の業界でも高く評価されるスキルの証明になります。重要なのは「自分がどんな経験を積んできたか」を言語化して、求人企業に伝えられるかどうかです。転職エージェントを活用して、自分の強みを整理するところから始めると良いでしょう。
Q. 転職活動はいつから始めるべきですか?
転職活動は、在職中から始めるのが理想的です。退職後に活動を始めると、焦りから条件の悪い求人を選んでしまうリスクがあります。一般的に、在職中の転職活動は3〜6ヶ月かかることが多いため、「そろそろ転職したい」と思ったタイミングで情報収集を始めるのがベストです。転職サイトへの登録やエージェントへの相談は無料でできるため、まずは気軽に動き出すことをおすすめします。
Q. 転職エージェントと転職サイトはどちらが有利ですか?
両方を組み合わせて使うのが最も効果的です。転職サイトは自分のペースで求人を探せる一方、転職エージェントは非公開求人の紹介・書類添削・面接対策など手厚いサポートを無料で受けられます。特に工場勤務からの転職で初めてエージェントを使う場合は、リクルートエージェントやdodaなど大手から始めると求人数が多く選択肢が広がります。製造業・ものづくり系に特化したエージェントも併用すると、より業界理解のある担当者にサポートしてもらえます。
Q. 転職後に後悔しないためのポイントは?
転職後の後悔を防ぐには、「給与・仕事内容・職場環境・将来性」の4つを事前にしっかり確認することが重要です。特に工場勤務からの転職では、シフト勤務がなくなることで生活リズムが大きく変わる点、ルーティン作業から対人業務へ変わることへの適応など、仕事の性質の違いを理解したうえで判断することが大切です。面接では積極的に職場見学や現場社員との面談を依頼し、入社後のギャップを最小限に抑えましょう。
まとめ
工場勤務からの転職は、適切な準備と情報収集があれば十分に実現できます。自分の市場価値を正確に把握し、強みを活かせる転職先を選ぶことが成功の鍵です。まずは転職エージェントへの無料相談から始め、専門家のアドバイスを受けながら一歩踏み出してみてください。転職は人生の大きな決断ですが、適切なタイミングと準備があれば、キャリアアップや理想の働き方の実現につながります。


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